2写真       9 10

ハイキングライン

大文字山からパノラマ風景!

 平成17年3月30日、晴れ渡った春の朝、参加者20名が京都地下鉄東西線蹴上駅に集合。さっそく越沢氏の案内の下、疎水の始点地から大文字山へ向かいました。まずはトレッキングのベテラン黒田氏の指導の下準備体操が念入りに行われました。このグループにはプロ級の実に多彩な知識を持った人材がいて何をするにも事欠きません!

 極め付き花粉症の数人はしっかりマスクで鼻をガードしながら桧木の多い山道を標高466mの山頂まで2時間足らずで快適に登りました。山頂には三等三角点があり、京都市内.山科方面の展望が望めました。

 やがて山頂から西へ急坂を下り、標高300m余りの所にある大文字火床の最上部へ。 火床はまさに京都のパノラマ展望台です。目の前には愛宕山、その手前には京都市街が広がり、距離が近いだけに手に取るように街並みが見えました。京都駅、京都御所、鴨川、下鴨神社、宝ヶ池、吉田山、真如堂・・・全て京都に詳しい越沢さんの説明です。パノラマ風景を眼下に見下ろして、少し強く吹き付ける風もなんのその、おにぎり弁当に舌鼓を打ちました。

 大文字がどうして大の字に見えるのか各火床をじっくり目の当たりにしながら下山、やがて銀閣寺から桜並木の続く哲学の道へ。疎水沿いには和紙の素材になる三椏の花、水仙等の花が鮮やかに咲き、見上げる桜の木には蕾がはちきれるばかりに膨れ上がってあと2,3日で開花が予想されました。近くの喫茶店でコーヒーを飲み穏やかな気分になった後、次の目的地「住友有芳園」へ。

 住友有芳園は住友家15代の吉左エ門友純が1913年〜1920年に建てた別荘後です。東山を借景として、広大な芝生の庭と池、松などの樹木など、豊かさを目の当たりにしました。現在は住友系企業の社員研修、教育等に活用されているとの事。泉屋博古館、住友資料館には住友家の膨大な中国古代の青銅器、鏡鑑が展示されており、住友家の銅への格別なこだわりと、その桁違いの銅のコレクションに目を見張りました。住友財閥の起源が四国別子での銅山開坑にあった事も恥ずかしながらはじめて知りその企業は銅から始まったのだと言う事を頭にインプットしました。

 気がつけばマスクをしていた数人は全員マスクをはずしていました!最後に仕上げです。京都河原町の串焼きかつやさんでビールで乾杯。串焼きの美味しかった事!
次のハイキング何処にしましょう、楽しみです

平成17年4月4日
佐伯 道

準備体操 大文字山道で 疎水 泉屋博古館入り口
串処かつや 串処かつやで乾杯! 桜並木の哲学の道 京都市内と大文字山頂
観光地の南禅寺道 鴨川散策

ハイキングライン

戻る

Top