第1回  山野辺の道を歩く 櫻井から柳本へ  2

幹事:73期井上筑前


2008年6月15日、梅雨の合間で天候が心配されましたが、曇り空で暑くなく寒くなく、絶好の散策びよりとなりました。

この日、西南学院大学関西支部の「第一回歴史ウォーキング」が、奈良県は「山辺の道」で行われました。近畿圏の各地から集まったメンバーは20名。近鉄櫻井駅からJR柳本まで約10kmを、和気藹々、歴史解説を聞きながら、ワイワイガヤガヤ。

櫻井市金屋の初瀬川(大和川)沿いにある「仏教伝来の地」を皮切りに、午前中は、海石榴市(つばいち) − 海石榴市観音堂 − 金屋石仏、と巡って、もしかしたら最初の天皇かも知れないと言われている「崇神天皇磯城端籬宮(しきみずがきのみや)跡」を見て、平等寺 − 大神(三輪)神社 − 狭井川(さいがわ) − 玄賓庵(げんぴあん) − 檜原(ひばら)神社まで。

途中檜原神社で昼食をとり、午後は、卑弥呼の墓(近畿説)と言われる箸墓古墳で賛美歌を合唱し、(これには卑弥呼も驚いたことだろう。)、景行天皇陵 − 崇神天皇陵 − 黒塚古墳 − 天理市立黒塚古墳資料館と、歴史深い「山辺の道」を堪能した歴史散策でした。

ここからJR柳本駅で、奈良へ行く人と、櫻井へ出る人に別れて、両方向同時刻16:32分発の電車で家路についたのでした。

 今回は、歴史好きな蓮井さんのご子息、小学6年生の盛賢君も参加してくれて、「山辺の道」を始めて歩くという人や、「古墳なんか登ったことがない」という人もいて、またやよしさんの知人の、歴史に詳しい二上先生・大貫先生の参加もあって、皆さんおおいに「山辺の道」を堪能されたご様子でした。

 早くも「次回はどこへ?」という声もありますが、またご希望があればお寄せ下さい。参加された皆様、おつかれさまでした。つたない歴史談義にお付き合いいただいてありがとうございました。

                                  (井上筑前記)

歴史ウォークの写真が届きました  撮影は彌吉理事、桑原理事、佐伯副支部長
仏教伝来地の碑 山之辺の道を歩く 金屋の石仏 崇神天皇の宮殿跡 平等寺 20名の参加者
平等寺の塔 大神神社
檜原神社 説明に耳を傾ける 黒塚古墳&展示館
景行天皇陵 崇神天皇陵 これぞ山辺の道 賛美歌合唱
記念撮影
西南ウォーカー 歩け、歩け 2万歩達成 名案内役の筑前さん 博識に感服! 古代に思いを馳せ大満足

新企画!第一回歴史ウォーキング 2008/02/17UP
「筑前先生」と大自然に触れながら、古代の歴史を学ぼう!

西南学院同窓会関西支部 第一回歴史ウォーキングを下記の通り開催します。 第一回目の今回は奈良県桜井市〜天理市までの平坦地約8`コースです。

比較的歩きやすいコースですし、途中に「筑前先生」の解説が入りますので 体力に自信のない方も参加しやすいと思います。 奮ってご参加ください。

作家、井上靖氏は「山野辺の道」をこう書いています。
「散策コースとしては、現代ちょっとこれだけ贅沢な道はないかも知れぬ。
万葉の歌で織りなされた道を歩いて行くようなものである。
細い山道が上ったり下ったり、渓谷を越したりして続いている。
石の露出したでこぼこ道であり、木の根が張り回らされている道でもある。」

日本最古の道として知られる「山辺の道」http://www.tenri-iexpress.com/tourist/yamanobe/top.html

日時 : 平成20年6月15日
(日曜日)
     9:30分近鉄大阪線「桜井」駅北口集合(JR桜井駅に隣接)
      近鉄大阪線は難波・上本町・鶴橋からの乗車が便利です。
     解散は16:00前後?(JR柳本駅)

     
持参する物 : 弁当・お茶・雨具・替上下着・その他

コース: 近鉄桜井駅 − 仏教伝来碑− 金屋の集落 − 海石榴市 −海石榴市観音堂 − 金屋石仏 
  − 崇神天皇磯城端籬宮跡 −平等寺 − 大神神社 − 久延彦(毘古)神社 − 狭井神社 − 狭井川 
  − 玄賓庵 − 檜原(ひばら)神社 − 箸墓古墳 − 景行天皇陵 − 崇神天皇陵 − 長岳寺 
  − 黒塚古墳 − 天理市立黒塚古墳資料館 − JR柳本駅 (解散 16:00前後?)
     (適当な場所で昼食をとります。)

参加費: 200円(COPY代:桜井駅までの交通費は各自ご負担願います。)

「山辺の道」は、関西のハイキング、ウォ−キングの代表的な散策路として有名です。季節を問わず、老若男女のハイカー達で賑わいます。

奈良盆地の東側を、桜井・天理・奈良とつながり、三輪・巻向・竜王の山々を間近に望み、金剛・葛城・二上・生駒連山等々を遠望しながら、古来より佇む社寺・史跡・古墳等々を尋ねながら歩く、約26kmの散歩道です。急坂はなく、平坦な田舎道を四季折々の風光を愛でながら辿ります。

山辺の道は、正式には北部(奈良〜天理:10km)と南部(天理〜桜井:16km)とに分かれますが、いわゆる「山辺道」として一般に親しまれているのはもっぱら南部のほうです。
それも、神奈備(かんなび:神の宿る所:神体山)の大神神社(おおみわじんじゃ:三輪神社)から天理へ向けてスタートする北上コースと、逆に天理を起点に、石上(いそのかみ)神宮から三輪山をめざす南下コースとがあります。

今回は北上コースを途中まで歩きたいと思います。約8kmほどです。

 井上筑前氏ホームページ:邪馬台国大研究